2026.10.07
「男性はフェミニンなデザインを好まない」—そんな思い込みはありませんか?
下着通販の株式会社白鳩は、メンズショーツ専門レビューサイト「俺のTバック」を運営するゆう氏と共同開発したメンズショーツ「俺のTバック × SHIROHATOコラボショーツ」を、2026年10月7日(水)に自社ECサイトSHITROHATOほかで発売します。Tバックとフルバックの2型を展開。
なぜコラボレーションすることになったのか?
開発にあたり実施したアンケート結果とともに、株式会社白鳩のフェミニンなデザインの男性用ショーツの開発・販売の歴史を振り返ります。
メンズショーツのレース使用率は、わずか3.1%
メンズインナーの売り場は長く、「男性はフェミニンなデザインの下着を好まない」という前提のうえに組み立てられてきました。当社が取り扱う現行のショーツ品番を集計したところ、レース素材を使った商品はレディースが43.6%(31,282品番中13,647品番)を占めるのに対し、メンズはわずか3.1%(14,671品番中452品番)。
一方、当社が2023年にレディースと同じデザインのメンズショーツを実際に販売してみると、想定以上の反響がありました。「男性はこうしたデザインを好まないのではないか」。今回の共同開発は、私たち自身が持っていたそんな前提を見直すところから始まりました。
7年間で160点を超えるメンズインナーの着用レビューを重ねてきたゆう氏の評価基準と、当社が女性向けインナーで培ってきたデザイン・設計のノウハウを掛け合わせ、見た目だけではなく「毎日穿けること」にこだわったメンズショーツを今回開発しました。
俺のTバック×SHIROHATO特設サイト:https://www.wakudoki.ne.jp/l/pc/event/orenotback_shirohato/
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「本当に男性は好まないのか?」を考えるきっかけになった3つの出来事
01.きっかけは、売上データではなく「出荷作業」
最初のきっかけは、売上データではなく現場でした。
「商品出荷作業の際、フェミニンなショーツをまとめて購入されている男性のお客様がいらっしゃるなと思い、男性用でこうしたフェミニンなショーツがあればいいのでは、と思ったのがきっかけでした」。(当社商品企画担当)
ただ、社内で分からなかったのはそのニーズの規模でした。「どれぐらいの支持があるのか全くわからなかったので、どんな方で、どれぐらいの規模感なのかは議論しました」。反対意見はありませんでしたが、当時はそれを確かめる方法もありませんでした。
02.2023年のクリスマス。実際に販売へ
そこで、レディース向けブランド〈HIMICO(ヒミコ)〉と同じデザインのメンズショーツを、2023年のクリスマスコレクション「Stella di Natale(ステラ ディ ナターレ)」として限定販売しました。Tバックとフルバックの2型、オフホワイトと濃グリーンの2色、サイズはM・L。前提が正しければ、選ばれることはないはずでした。
生産数は2型あわせて約1,000点。当社のメンズラインは1型ごとに生産数を決めて追加生産をしない限定生産で販売しました。
工程の都合上、商品は複数回に分けて入荷しましたが、追加納品後も完売が続き、最終的に2型あわせて約1,000点がすべて売り切れました。
「男性はこうしたデザインを好まないのではないか」。私たちが持っていた前提とは異なる反応でした。
以降、当社ではレディースと同じあしらいの〈ヒミコのメンズ商品〉を展開。
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その後、2025年にフェミニンなデザインのメンズ専用ブランド〈FLUUM(フルーム)〉も立ち上げました。ブランド名は、花を意味するFleurと、男性を意味するHommeを組み合わせた造語です。
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03.「なぜ選ばれているのか」を知りたい
そんな探求心から2025年10月、当社からアポイントメントを取り「俺のTバック」を運営するゆう氏との打ち合わせが実現。当社から質問をさせてもらうのと平行して行われたゆう氏からの取材で、購入層について当社はこう答えています。
「正直どんな層の方が購入されているかはわからないのが現状です」。商品が売れていることは分かった。でも、誰が、どんな理由で選んでいるのかまでは分からない。そこで、実際に当社のヒミコのメンズ商品とフルームに関心のある男性51名にアンケートを実施しました。
回答から見えてきたのは、「かわいい・フェミニンなデザイン」と「男性用としての設計」は、必ずしも相反するものではないということでした。アップリケのあるデザインを好む方も66.7%を占めていたのです。
「レディース下着を好む方の中には女装に興味のある方もいらっしゃると思いますが、メンズ用を選ぶ方は『あくまでもメンズ』というこだわりがあると思います」。(ゆう氏)
実際、自由回答にもこんな声がありました。「しっかり男性用として作られいると恥ずかしさや後ろめたさがないのが良いです」(調査回答より)
アンケート調査から分かったこと
01.「特別な日の下着」ではないということ
同じ調査で、私たちが特に意外だったのが、着用シーンについての回答です。
自由回答40件すべてが「日常着」でした。ゆう氏自身も、普段の服装についてこう話します。「私も一般的な男性向けの服しか着用しませんし、多くの方もそうだと思います」(ゆう氏)
では、なぜ毎日のインナーとして選ぶのか。ゆう氏が挙げたのは、デザインだけではなく「着心地」と「服との相性」でした。
「フィット感と動きやすさ、ズボンをはくときに裾が捲れないことです。また、Tバックならズボンにラインが透けないだろうなと期待していたのがまさにその通りでした。そして、何よりも履いていると気持ちが引き締まるんです」。(ゆう氏)
02.日常使いだからこそ、履き心地も大切
調査では、既存のメンズショーツの着用感についても自由回答をいただきました。着用経験のある31件を当社で分類したところ、言及は2か所に集中しました。
ゆう氏の実感も同じでした。レビュアーとして最優先しているのが「穿き心地(収まり、締め付け、肌触り)」です。
「男性の場合、フロントにある程度の強度というかゴムによる締まりがないと、倒れたり動いてしまい、違和感を感じます。ただ、かと言って締め付けすぎると今度は窮屈になりすぎてしまうので、バランスが重要だと感じます」(ゆう氏)
この「フロント部分」が、開発でもっとも意見の分かれたポイントになりました。当初ゆう氏が構想していたのは、前側に縫い目を入れない仕様でした。
「当初はフロントにシームを作らず、レディースのようにレース1枚で仕上げた方がきれいだと思っていました。ただ前述の通りフロントが穿き心地に最も影響するためポーチがあったほうが良いということになり、シームを作りました」(ゆう氏)
コラボ商品の3つの特長
モチーフには、下着ではあまり使われてこなかったツバキの花のアップリケを採用。「ツバキは振袖などではポピュラーな花なのに、下着のレースモチーフとしては比較的珍しいと思います」(ゆう氏)。
また、Tバックショーツだけでなく好みに合わせて選んでいただけるようフルバックショーツも展開。形状によって刺繍が違うデザインなのもこだわったポイントです。
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開発に携わった二人の想い
ゆう氏(メンズインナー専門レビューサイト「俺のTバック」運営)
まずは気分を盛り上げていきたい時や、ちょっと頑張りたい時などから始めてみてください
「ただただびっくりしたと同時に『これまで続けてきてよかったなぁ』と感じました。自分で下着を考えてみたいという漠然とした思いは以前からありましたが、それが予想外の形で実現できそうということで、とても嬉しかったです。ちょっとでも『自分の中の可愛らしさを表現したい。でも恥ずかしいし…』と思っている方には、ぜひ試していただきたいです。下着なら見えないのでひっそりと楽しむことができます。まずは気分を盛り上げていきたい時やちょっと頑張りたい時などから始めて、慣れてきたらもういつでも穿いて欲しいくらいです」
「俺のTバック」:https://mens-tanga.love/
株式会社白鳩 商品企画担当者
“男性はこうしたデザインを好まないはずだ”という思い込みは、私にもあったのだと思います。
「“男性はこうしたデザインを好まないはずだ”という思い込みは、私にもあったのだと思います。特別な日のためではなく、毎日のインナーとして選んでいるという声を直接伺えたことで、一日穿いても快適でデザイン性の高い商品を生み出すことができました。」
今後の展開もあるかも!?
同じ調査では、今後ほしいアイテムとして「サイドリボンショーツ」を挙げた方が60.8%、「メンズブラ」を挙げた方が54.9%いました。ゆう氏も、次にやってみたいアイテムとしてサイドリボンショーツを挙げています。
「形としては、たしかにサイドリボンはやってみたいです。これまでのサイドリボンは男性の身体に合いにくいのか、穿き心地がそこまでよくないものが多いのですが、穿き心地が良くてかわいいものを作れたらいいと思っています」(ゆう氏)
当社は今後も、既存のイメージにとらわれず、お客様の声に耳を傾けながら、メンズインナーの選択肢を広げてまいります。
下着通販のSHIROHATOとは?
下着通販のSHIROHATOは、下着・インナーウェア・レッグウェアを中心に取り扱う国内最大級のECサイトです。国内・海外の144ブランド、約10,000品番のアイテムを常時取り扱っています。