2026.10.23
秋のメンズパジャマ|寝冷えを防ぐ長袖ルームウェアの選び方
夜中にお腹が冷えて目が覚めた、朝起きたら喉がいがらっぽい、布団から出ている腕が冷たくなっていた。秋になると、こうした「寝冷え」に心当たりのある方が増えてきます。夏の延長でTシャツと短パンのまま眠っていると、明け方の冷え込みに対応できません。今回は下着通販のSHIROHATOが、秋の寝冷えを防ぐメンズパジャマの選び方を、切り替えのタイミングから素材・形まで詳しくご紹介します。
パジャマは一日のうち最も長く身につける衣類です。にもかかわらず、「寝るだけだから」と適当に選んでいる方も少なくありません。秋は特に、パジャマの選び方が睡眠の質に直結する季節です。
秋の寝冷えはなぜ起こるのか
寝冷えは「寝ているあいだに体が冷えること」ですが、なぜ秋にこれが起きやすいのでしょうか。理由は大きく2つあります。
01.眠っているあいだの体温変化
人は眠りにつくとき、手足から熱を放出して体の内側の温度を下げていきます。この体温の低下が、深い眠りに入るためのスイッチになっています。そして明け方に向かって、少しずつ体温が上がって目覚めの準備が始まります。
つまり、眠っているあいだの体温は一定ではありません。特に深夜から明け方にかけては体温が最も低くなる時間帯で、ここに外気温の低下が重なるのが秋です。夏は明け方でも25度を超える日がありますが、10月ともなると明け方の室温が15度台まで下がることも珍しくありません。眠りについたときは快適でも、数時間後には寒さで目が覚めてしまう。これが秋の寝冷えの正体です。
02.寝具だけでは調整しきれない
「寒ければ布団を厚くすればよい」と思われるかもしれませんが、寝返りを打つと布団はずれます。特に肩まわりとお腹は、布団から出てしまいやすい部分です。夜中に何度も布団をかけ直しているという方は、寝具ではなく着るもので対応したほうが確実です。
また、厚い掛け布団は最初は快適でも、寝入りばなに体温を放出しにくくなり、かえって寝つきが悪くなることがあります。掛け布団は秋用のままにして、パジャマで調整するほうが、体温の自然な変化を邪魔しにくいのです。
長袖パジャマへの切り替えはいつから
長袖パジャマに切り替える目安は、寝室の明け方の室温が20度を下回るようになったころです。日中の気温ではなく、寝室の室温、それも明け方の数字で判断するのがポイントです。
簡単な確認方法として、寝室に温湿度計を置いておくのがおすすめです。目覚めたときに数字を見る習慣をつけると、体感と実際の温度のずれが分かるようになります。1,000円台から購入できるので、ひとつ置いておくと衣替えの判断にも役立ちます。
切り替えの順番としては、まず長袖・長ズボンの薄手パジャマから始めるのが無難です。9月はまだ寝入りばなに汗をかくことがあるため、いきなり厚手のものにすると寝苦しくなります。薄手の長袖で明け方の冷えをしのぎ、11月に入って寒さが本格化してからあたたかい素材に移行しましょう。
なお、上だけ長袖にして下は短パンのまま、という方も見かけますが、これはあまりおすすめできません。ふくらはぎや足首が出ていると、そこから熱が逃げていきます。上下そろえて長袖・長ズボンにしたほうが、体感は安定します。
グンゼ アセドロン パジャマ 長袖長パンツセット メンズ パジャマ GUNZE(¥4,400):汗対策に定評のあるアセドロン素材を使った長袖・長パンツのセット。寝汗をかきやすい9月から使いやすいパジャマです。
素材で選ぶ秋のメンズパジャマ
パジャマは素材で着心地が大きく変わります。秋に選びたい代表的な素材を見ていきましょう。
01.綿100%・ガーゼ
オールシーズン使いやすいのが綿100%です。汗をよく吸い、肌当たりがやわらかいのが特徴。なかでもガーゼ素材は、薄い布を重ねた構造で、あいだに空気の層ができるため軽いのにあたたかく感じられます。二重ガーゼ、三重ガーゼと層が増えるほど、ふんわりとした風合いになります。
ガーゼのもう一つの魅力は、洗うほどにやわらかくなっていくことです。最初は少し硬く感じても、数回の洗濯で肌になじんできます。長く使うほど愛着がわく素材と言えるでしょう。
ワコール 睡眠科学 メンズ 二重ガーゼ シャツパジャマ 長袖 デニム風 綿100% 紳士 Wacoal(¥14,850):綿100%の二重ガーゼを使ったシャツパジャマ。デニム風の落ち着いた見た目で、大人の男性に似合う一着です。
ワコール Wacoal 睡眠科学 メンズ 綿100% シャツパジャマ 長袖 上下セット コットン 紳士用 ML(¥13,860):睡眠科学シリーズの綿100%シャツパジャマ。素材そのものの心地よさを味わいたい方に向いています。
02.高島ちぢみなどの凹凸素材
生地の表面に細かな凹凸(シボ)がある素材も、秋のパジャマに向いています。凹凸があることで肌と生地の接触面積が減り、汗をかいてもベタつきにくくなります。寝入りばなに汗をかきやすい方や、暑がりの方に特におすすめです。
滋賀県の伝統的な織物である高島ちぢみは、この凹凸素材の代表格です。さらりとした肌ざわりで、残暑の残る9月から10月にかけての時期にちょうどよい風合いです。
日本の匠 高島ちぢみ ストライプ メンズ パジャマ 長袖 長ズボン ルームウェア シャツ 上下セット 綿100% 日本製 遠州捺染(¥5,478):高島ちぢみを使った綿100%の日本製パジャマ。凹凸のある生地でさらりとした着心地です。
03.あったか素材・起毛タイプ
11月に入って冷え込みが強まったら、あたたかさを重視した素材に切り替えましょう。表面を軽く起毛させたタイプや、保温性を高めた編み地のものは、明け方の冷え込みでも体温を保ちやすくなります。
ただし、あたたかすぎるパジャマは寝汗の原因になります。寝汗をかいて冷える、という悪循環に陥らないよう、吸湿性のある素材を選ぶことが大切です。厚みだけを基準にせず、汗の処理も考えられているかを確認しましょう。
ワコール Wacoal 睡眠科学 メンズ シャツパジャマ 上下セット ふんわり あったか 長袖 ML(¥14,322):ふんわりとしたあたたかさが特徴の長袖シャツパジャマ。晩秋から冬にかけて活躍する一着です。
グンゼ ファイヤーアセドロン パジャマ 長袖・長パンツセット メンズ ルームウェア GUNZE(¥5,280):あたたかさと汗対策を両立させたシリーズの長袖セット。手に取りやすい価格で秋冬用の一着を揃えたい方に。
形とディテールで快適さが変わる
素材が決まったら、次は形です。パジャマは眠っているあいだ、何十回と寝返りを打ちながら着ているもの。細かなディテールが睡眠の質を左右します。
まず前開きか、かぶりタイプか。前開きのシャツタイプは、着脱が楽で、暑くなったらボタンを外して調節できるのが利点です。かぶりタイプはボタンの当たりがなく、うつ伏せで寝る方には快適に感じられます。体温調節を優先するなら前開き、肌当たりを優先するならかぶりタイプ、と考えるとよいでしょう。
ウエストのゴムも重要です。締めつけが強いと、お腹まわりに跡が残り、寝返りのたびに違和感を覚えます。ゴムの幅が広いもの、あるいは紐で調節できるものを選ぶと、体型の変化にも対応できます。
袖口と裾のつくりも見ておきましょう。袖口にゴムが入っているタイプは、寝返りで袖がまくれ上がるのを防いでくれます。一方で、締めつけが気になる方にはゴムなしのほうが快適です。裾についても同様で、裾がめくれてお腹が出やすい方は、少し長めの丈を選ぶと安心です。
サイズは、普段着より一回り大きめが基本です。寝返りを妨げないゆとりが必要だからです。ただし、大きすぎると生地が体にまとわりついて、かえって寝返りしにくくなります。腕を上げたり肩を回したりして、突っ張らずにもたつかない範囲を選びましょう。
最後に、洗濯のしやすさも忘れずに。パジャマは週に2回以上洗いたいアイテムです。乾きやすい素材か、洗濯機で丸洗いできるかを確認しておくと、毎日の手入れが負担になりません。
枚数の目安は、最低でも2着です。洗い替えがないと、乾かないうちに着ることになり、生乾きのニオイの原因にもなります。3着あればさらに余裕が生まれ、一着あたりの傷みも遅くなります。秋用と冬用で厚みの違うものを持っておくと、気温の変化にも柔軟に対応できます。
お腹の冷えが特に気になる方は、パジャマに加えて薄手の腹巻を併用するのも一つの方法です。近ごろは目立たない薄手のタイプが増えており、パジャマの下に着けても着ぶくれしません。夜中にお腹が冷えて目が覚めるという方は、試してみる価値があります。
寝室の温度で決める、寝るときの服装
パジャマの厚みは月ではなく寝室の温度で決めます。暖房を入れる家と入れない家では、必要な厚みが1段階変わります。
寝室の温度別・パジャマの組み合わせ| 寝室の温度 | パジャマ | 下に着るもの | 掛けるもの |
|---|
| 22度以上 | 半袖・半ズボン | なし | タオルケット |
| 18〜22度 | 長袖(薄手) | なし | 薄手の掛け布団 |
| 15〜18度 | 長袖 | 半袖インナー | 掛け布団 |
| 15度未満 | 長袖(起毛) | 長袖インナー | 掛け布団+毛布 |
迷ったら、着るより掛けるほうで足してください。寝ているあいだに暑くなったとき、掛け布団なら無意識に外せますが、着ているものは脱げません。
01.寝汗をかく人ほど素材が重要
成人は一晩でコップ1杯程度の汗をかくといわれます。その汗を吸わない素材のパジャマだと、汗が肌に残ったまま朝を迎えることになります。
化学繊維のパジャマは軽くて扱いやすい反面、吸水性が低いものがあります。寝汗が気になる方は、綿やガーゼなど吸水性のある素材に替えると朝の不快感が変わります。
パジャマを毎日洗うのが難しければ、下に半袖インナーを着てください。汗を受け止めるのはインナーの役目になるので、インナーだけ毎日替えれば済みます。
よくある質問
Q. 部屋着とパジャマは分けたほうが良いですか?
A. 睡眠の質という観点では分けたほうが良いとされています。締めつけの少ない形、汗を吸う素材という条件は、部屋着に求められるものとは違うためです。
Q. スウェットで寝るのは良くないですか?
A. 悪くはありませんが、厚手のものは寝返りが打ちにくく、汗を吸ったあと乾きにくいという難点があります。秋の入り口の時期なら問題ありません。
Q. パジャマは何着あれば良いですか?
A. 洗濯の間隔から逆算して2〜3着が目安です。汗をかく季節は3着あると、洗濯を待たずに着替えられます。
まとめ|パジャマは睡眠の質への投資
秋のパジャマ選びで押さえたいのは、明け方の室温20度を目安に長袖・長ズボンへ切り替えること、そして厚みだけでなく汗の処理も考えて素材を選ぶことです。9月は薄手の綿や凹凸素材、11月に向けてあたたかい素材へ、と段階的に移行するのがおすすめです。
形は前開きかかぶりかを好みで選び、ウエストゴムの締めつけ、袖口と裾のつくり、そして寝返りを妨げないサイズを確認しましょう。細かなことのようですが、毎晩7時間から8時間身につけるものですから、その差は積み重なります。
Tシャツと短パンで寝ている方は、一度きちんとしたパジャマを試してみてください。「寝るための服」に着替えるという行為そのものが、一日の区切りをつくり、眠りへの切り替えを助けてくれます。
下着通販のSHIROHATOでは、綿100%の定番から高島ちぢみ、あったか素材まで、メンズパジャマを幅広く取り揃えています。この秋の一着を探してみてください。